婚活で「料理されますか?」と聞かれて感じた違和感|家事を女性前提にする男性

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「料理されますか?」この質問が苦手である。

私の名誉のために言っておくが、私は料理はできる。自炊もする。それでもこの質問は嫌いだ。

しかも婚活では、割と早い段階で聞かれることがある。まだ会ってもいない。仕事のことも、考え方も、性格も、ほとんど知られていない。

私という人間が何者なのか、まだ何も分かっていない。その段階で、「料理されますか?」と聞かれる。

早い。私の人間性より先に、妻としての実用性を確認するな。と思う。

たぶん私は、この質問を「あなたは俺の結婚相手として、必要な家事能力を備えていますか?」という適性検査のように感じているのだと思う。

いや、まだ私があなたを選ぶかどうかも決まっていないのだが。

なぜもう、自分にふさわしい女かどうかを査定する側に立っているのだろう。こちらもあなたを見ている。何ならまだ書類選考中である。

しかも試験官であるお前は料理するのか。なぜ私だけが受験しているのだろう。料理検定の会場に来た覚えはない。

この記事では、婚活で「料理されますか?」と聞かれた時に感じる違和感の正体と、そこから相手の家事観をどう見ればいいのかについて書く。

目次

まだ何者かも分からないのに、料理だけ確認される

婚活なので、相手の条件を見ること自体はお互い様である。私だって仕事も年収も結婚観も見る。

ただ、私が引っかかるのは、料理という「相手の生活を快適にする能力」が妙に早い段階で確認されることである。

まだたいして話していない。どんな仕事をしているのか、何を大事にしているのか、どんな時に怒るのかも知らない。

なのに料理だけは聞く。もっと他に知りたいことはないのか。

しかも私は、男性に対して早々に「料理されますか?」と確認したことがない。

料理なんて、結婚したら二人でどうにかすればいいと思っているからだ。作れる方が作る日もあれば、買う日もある。外で食べてもいい。

だからこそ、こちらの料理能力を探るように聞かれると、「私自身」より先に「妻として使えるか」を見られている感じがして嫌なのだ。

相手がどういう意図で聞いたのかは、もうあまり重要ではない。ただの雑談だったのかもしれない。

そうですか。それでも私は嫌なのである。

パスタの写真を載せただけで「自分で作られたんですか?」

そういえば以前、マッチングアプリのプロフィールにパスタの写真を載せていたことがある。イタリアンのお店で食べたパスタだった。普通に店のパスタである。

ある男性とマッチした。

そして届いた第一声が、「自分で作られたんですか?お上手ですね」だった。

…怖っ。

店です。レストランです。

なぜこの写真を見て、「この女性が自宅で作った可能性」から検討したのだろう。

婚活市場では、女性とパスタが同じ画面上に存在すると、一度手料理判定が入る仕組みでもあるのだろうか。

もし私が「はい、作りました」と答えたら、どこかの見えない台帳に、料理できます:+1と記録される気がする。

私はこのポイント制度を信用していない。なぜなら、そのポイントが最終的に、「結婚後、この人が俺のご飯を作ってくれそう」に交換される可能性があるからである。

共働き希望なのに、家事だけ昭和

そして料理の話で警戒するのには、理由がある。

婚活では「結婚後も共働き希望です」という男性がかなり多い。

それ自体はいい。私も仕事を続けるつもりだし、共働きで問題ない。ただし、共働き希望=家事も対等とは限らない。これに関しては他の記事で詳しく語っている。

妻にもフルタイムで働いてほしい。でも料理は妻。掃除も妻。子供が熱を出したら妻が休む。自分は「手伝う」。

収入面だけ令和。家事分担だけ昭和。何そのハイブリッド。いいとこ取りすな。

昭和を採用するなら、せめて全部昭和にしてほしい。「家のことは全部任せる。その代わり俺が一馬力で養う」なら、思想としては一貫している。

一番困るのは、妻には現代女性として働くことを求めながら、自分は昭和男性として家庭内サービスを受けようとする人である。妻の収入は欲しい。でも料理もしてほしい。家事もしてほしい。子供のことも主にやってほしい。

それを結婚と呼ぶなら、私は遠慮したい。

「家事は手伝います」も気になる

婚活でよく聞く。「僕も家事は手伝いますよ」

手伝う。ということは、本来の担当者が別に存在している。

その担当者とは誰なのだろう。おそらく私である。

なぜ私は結婚前から家事部長に就任しているのか。

単なる言葉遣いの場合もあるだろうが、「家事をする」ではなく自然に「家事を手伝う」と出てくるなら、私は少し気にする。家事の主体は自分ではない、という前提がにじむことがあるからだ。

違和感を感じた自分を、毎回説得しなくていい

婚活をしていると、何かに引っかかった時に、「気にしすぎかな」「そんなつもりじゃなかったかも」と考えることがある。

でも、違和感を感じたなら、その理由を考えればいいと思っている。

私は「料理されますか?」と探られるのが嫌だった。

考えてみたら、料理そのものが問題なのではなかった。

まだ私という人間をほとんど知らない段階で、妻として自分の生活を快適にしてくれる能力があるかを確認されることが嫌だったのである。

それが分かってからは、相手が料理について聞いてくるかどうかより、相手自身が結婚生活をどう回すつもりなのかを見るようになった。

まとめ

私は料理をする。でも、「料理されますか?」と探るように聞かれるのは嫌である。

まだ会ってもいない。まだ私が何者かも分からない。

その段階で料理能力だけ確認されると、「自分にふさわしい妻候補かどうかを見定める側」に立たれているような気がする。

いや、こちらもあなたを見ている。何ならまだ書類選考中である。

婚活は、女性が男性から査定される場ではない。お互いに見る場である。

そして結婚生活で大事なのは、料理ができる女性を見つけることではなく、二人の生活を二人でどう回すか考えられることだと思う。

なぜか女性側だけが料理検定を受けている場合ではない。

ちなみに、プロフィールに載せていたパスタは最後まで私が作ったものではありません。

店です。とてもおいしかったです。

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