
結婚相談所に入って初めてお見合いした男性の話です。
仲人さんのPRには、こんな一文がありました。
「とても紳士的でエスコート上手。女性はとても素敵な気分になれるはずです。」
私は本気で思いました。
「この人と結婚するかもしれない。」
お見合い1人目で結婚した人の話は、よく耳にします。
しかも相手は同年代の医師。
プロフィール写真の印象


ただ一つだけ、引っかかることがありました。
写真が少し、おじさんっぽかったんです。
でも見ないふりをしました。
同業の医師。家族構成も問題なし。条件も申し分ない。
そして当時の私は、とにかく焦っていました。
早く結婚したい。
その気持ちが、自分の違和感よりも勝っていたんです。
初めてのお見合い|第一印象は写真よりさらに老けて見えた


お見合い当日、彼を見た瞬間、思いました。
「写真より老けてる。」
年齢は近いはずなのに、雰囲気はずっと年上。
ただ、話してみると悪い人ではありません。会話も普通にできました。
決定的なマイナスもない。だから私は仮交際へ進むことにしました。
今思えば、この時点で答えは出ていたのかもしれません。
仮交際1回目のデート|違和感が少しずつ積み重なる


仮交際は彼が予約してくれたビストロでした。
待ち合わせは「店の前に5分前」。
その日はかなり寒い日。私はワンピースにヒールでした。
予約しているなら店内集合でもよかったのでは……。
そう思いながら待ちます。
予約時間を過ぎても来ない。
数分後、彼が到着しました。
極寒の日にワンピースとヒールで待つ数分は、本当に長い。
体感では何倍にも感じました。
この時点で少しテンションが下がります。
そして彼の顔を見て、さらに思いました。
「さらに老けてる。」
仕事終わりだから仕方ない。そう自分に言い聞かせます。
でも、お見合いの日より疲れて見え、おじさん感が増していました。
それでも私は、まだ期待していました。
仲人PRを思い出したからです。
「エスコート上手で、女性はとても素敵な気分になれるはずです。」
きっとここから挽回する。そう思っていました。
「エスコート上手」の期待と現実


注文したのは、カルパッチョ、ピザ。以上。
一瞬、理解できませんでした。
「以上?」
店員さんがお肉料理を勧めてくれます。
「皆さん追加されていますよ。」
私は当然、お肉も頼むと思っていました。
頼みませんでした。
代わりにパンを追加。
終了です。
仲人PRの「エスコート上手」という言葉を信じていた私には、ギャップが大きすぎました。
その時の店員さんの表情も忘れられません。
気のせいかもしれません。
でも、「え、それだけ?」と少し苦笑いされたように感じました。
私は急に恥ずかしくなりました。
頭の中をぐるぐる回る言葉は一つ。



エスコート上手とは。
- 予約時間に少し遅れる
- 寒い中で待たせる
- 食事はかなり少なめ
- 会計も割り勘に近い
もちろん悪い人ではありません。
でも、私が想像していた「エスコート上手な男性」は、そこにはいませんでした。
LINEの名前呼びで、もう無理だと分かった


帰宅後、LINEが届きました。
私の下の名前で呼ぶメッセージでした。
その瞬間、「無理だ。」と思いました。
名前呼びが原因ではありません。
そこまで積み重なっていた違和感が、一気にあふれ出しただけでした。
私は仲人さんに交際終了をお願いしました。
初めてのお見合いで学んだこと


こうして、「この人と結婚するかもしれない」と思っていたお見合い1人目は、あっけなく終了しました。
婚活は、想像以上に「会ってみないと分からない」の連続です。
そして私は、気を取り直して次のお見合いへ向かうのでした。
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