
実は私、美容もけっこう好きです。
今回はその中でも、
顎なしを治したくて顎ヒアルを打ったら、
しこりが動いてめちゃくちゃ焦った話。
私、いわゆる顎なし(アデノイド顔貌)です
正面から見るとそこまで気にならないんですが、
横から見ると顎がなくて、
ちょっと二重顎っぽく見えるのが
ずっとコンプレックスでした。
顎がちゃんとある人を見ると、

「骨格が違う…羨ましい…」
って思ってしまうタイプ。
口元が突出しているわけではなかったので、
「顎を前に出せばバランス良くなるんじゃ?」
と思って調べ始めました。
調べてみると、顎の治療ってだいたいこの3つ。
- 顎ヒアルロン酸
- 顎プロテーゼ
- おとがい形成(骨切り)
メスを入れるのはさすがに怖くて、
一番手軽そうな顎ヒアルを選びました。
この時点の私:

「ちょい足し顎で、横顔だけ勝つ」
(人生そんな簡単じゃない)
クリニック選び、今思うと甘かった
ちなみにこれ、大学2年生のときの話です。
親にも、友達にも、
誰にも言わずに一人で決めて、一人で受けました。
今思うと、だいぶ無謀。
でも当時は、

「ちょっと顎を整えるだけ」
くらいの軽い気持ちでした。
正直、当時は知識ゼロ。
とりあえず聞いたことのある名前の
美容外科を予約。
外科出身の先生がフランチャイズで
開業しているクリニックでした。
カウンセリング

「前に出したら絶対きれいになるよ」
「横顔かなり良くなると思う」
と言われてテンション爆上がり。
そのまま契約。
ホームページでは安い価格が載っていたけど、

「それだと流れやすいから、
こっちの硬いヒアルの方がいい」
と言われて、
気づいたら5万円のつもりが12万円。

……まあ、ここまで来たし、いいか。
美容外科あるあるですよね。
(あるあるで済ませたら、人生はわりと破滅する)
施術直後は、正直めちゃくちゃ嬉しかった

そのまま施術へ。
笑気麻酔をかけてもらったら
一瞬でふわっと意識が遠のいて、
後半は少し戻ってきて痛かったけど
我慢できるレベル。
出血は少しあったけど、内出血はなし。
鏡を見せてもらったら、

「え、横顔きれいじゃない?」
憧れの“顎がある自分”。
(顎、そこにいたんだね。
今までどこに隠れてたの?)
先生も

「これは絶対良くなると思ってた」
と言ってくれて、気分は最高。
幸せな気持ちで帰宅しました。
このときの私:

「勝った。骨格に勝った。」
(勝ってない)
でも事件はその日のご飯中に起きた
家に帰って表情チェック。
普通に笑っても違和感なし。
「大丈夫そうやな」
……と思っていたんですが。
ご飯を食べながら鏡を見た瞬間、ゾッとしました。
物を飲み込むとき、
頬をすぼめた瞬間に、
丸いしこりが顎の上にぬっと動いてる。

え、なにこれ。
どう見ても異物。
例えるなら、
- 皮下に潜む生き物
- 口元の下で位置情報がバグるビー玉
- 「ここに顎入れておきました」っていう、ずれた付箋
とにかく、動く。
顎が欲しかっただけなのに、
“動く顎” は注文してない。
顎ヒアル後の生活、地味にしんどい
溶かすのもお金かかるし、
「3ヶ月で溶ける」と言われてたので
我慢することに。
ここから私の生活が、静かに崩壊します。
- 飲み込む瞬間に下唇の下に手を添える
- 常に口元を隠す
- 俯いて食べる
- コップでガード
気づけば口元隠し芸人。
リアクション芸人、なれるかもしれません。
たぶん周りからは、
「この子、歯列矯正中かな?」
「…もしかして、食べ方が上品?」
と思われていたはず。
(実際は “顎の中の何か”を抑え込んでるだけ)
不思議なことに、誰にも何も言われなかった
ここまで挙動不審なのに、
なぜか誰からも何も言われない。
気づいてるけど言わないのか、
そもそも気づいてないのか。

真相は闇の中です。
(私はたぶん気づいてても言えない。
「顎が動く」って言われた側の気持ち、重すぎる)
1年後、違和感はほぼ消えたけど…
3ヶ月過ぎても正直気になってましたが、
1年くらい経つと
さすがに違和感はほぼなくなりました。
ただ、梅干しジワがちょっと気になる。
元々あったのか、ヒアル後なのかは不明。
でも今さら溶かして
「さらに顎なくなったら立ち直れん」
と思って、このままです。
私は、顎を守るために顎を守れなくなった女。
ふと冷静になった瞬間
後から思ったんだけど、
ヒアルロン酸ってそもそも
「皮膚の中に入れる柔らかい物質」なわけで。
普通に考えたら
動く可能性、めちゃくちゃあるよね。
なのに当時の私は、
「顎ヒアル=顎が前に出る施術」
くらいの認識で、
“中に入れたものが動く” という
当たり前の発想が、完全に抜け落ちてた。
たぶん、
「美容医療」って聞いた瞬間に
頭の中でなぜか“完成された正解の施術”
みたいな扱いになってて、
冷静な医学的思考が一回オフに
なってたんだと思う。
今の自分なら、

「それ、固定されてないよね?」
って絶対聞く。
当時の私に言いたい。
それ、普通に考えたら動くで。
後から知った事実:アデノイド顔貌×顎ヒアルの落とし穴
アデノイド顔貌の人に、
ヒアルは向かない場合があるらしい。
これ、カウンセリングで
絶対確認すべきポイントでした。
同じアデノイド民の人、
ほんとに気をつけてほしい。
(私は“顎が動く”という
貴重なデータを残しました)
ヒアルロン酸って、
「前に出す」だけじゃなくて、
どこに・どう入れるかで仕上がりは全然違う。
アデノイド傾向の場合、
顎先だけを前に出すと不自然になりやすくて、
下顎全体のバランスを考えながら
ヒアルロン酸注入していく必要がある。
ここを説明してくれるかどうかで、
その医師がどこまで骨格を見ているか、
かなり分かれる気がする。
ちなみに、こういう入れ方になると
単純な“顎ちょい足し”より
量が必要になることも多く、
見積もりは高くなりがち。

高い勉強代でした
※本記事は個人の体験をもとにした内容です。
医療的な判断については、必ず専門医へご相談ください。
