ハイスペな彼氏との結婚に迷う。その違和感、無視しないで。

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私は婚活で、条件のいい男性に会うと急に相手の弁護人になる。

「でも仕事忙しいし」「でも悪気はなさそうだし」「でも年収高いし」

相手は何も言っていない。なのに私は勝手に事情を汲み、勝手に情状酌量し、最終的には自分自身を説得し始める。

今では思う。相手に無料で弁護人をつけるな。弁護人は自分につけろ。

がしかし、私はしょっちゅう相手に無料で弁護人をつけていた。

婚活で50人以上に会ってきて、条件のいい男性にも何人も会った。そして振り返ると、私が最後まで迷った相手ほど、「でも条件はいいし」で粘っていた気がする。

この記事では、条件のいい相手との結婚に迷った時、私が今なら何を見るかについて書く。

目次

条件がいいほど、自分の違和感を疑っていた

相談所で活動していた頃の私は、かなり条件を見ていた。

条件がいいから会う。条件がいいからもう一度会う。大きな欠点がないから仮交際を続ける。何度もやった。

でも結局、お断りする理由は条件ではなかった。

会話すると疲れる。気遣いがない。こちらばかり合わせている。一緒に暮らしたら大変そう。そういう部分だった。

それでも相手の条件がいいと、「私が細かすぎるのかな」「これくらい普通なのかな」と考え始める。

そして相手本人すら言っていない言い訳を、私が勝手に作ってあげる。仕事が忙しいから仕方ない。こういう性格だから仕方ない。成功している人ってこういうものなのかもしれない。

いや。なぜ私がそこまで弁護してあげているのだろう。

「でも高学歴だし」は違和感への反論になっていない

たとえば、「この人、私の話を全然聞かないな」と思ったとする。

そこで、「でも高学歴だし」と考える。何の反論にもなっていない。

「家事を私がやる前提っぽい」に対して、「でも医者だし」も関係ない。「一緒にいると疲れる」に対して、「でも見た目いいし」も知らんがな、である。論点が違う。

スペックは、違和感を解消する材料ではない。なのに条件が良ければ良いほど、違和感をスペックで殴って黙らせようとする。

私はこれをかなりやっていた。だから今は、自分の頭の中に「でも」が増えてきたら一回止まるようにしている。

スペックは、二人のために使われて初めて意味がある

条件がいい男性が悪いわけではない。むしろ、条件はいいに越したことはない。

ただ、その条件が私との結婚生活にどう使われるのかは別の話である。

高年収でも、私や二人の生活のためにお金を使わないのであれば、私にとってはないのとかなり近い。

プロフィール欄では光り輝いている。でも私の生活には降りてこない。

それなら、その年収は私にとってほぼ観賞用である。

料理も同じ。ものすごく料理が上手でも、作ってくれないなら意味がない。

私は、凝った料理を作れるけれど一切キッチンに立たない男より、クックドゥしか作れなくても普通に夕飯を作ってくれる男の方がいい。

頭の良さも同じである。学歴が高い。仕事ができる。論理的に考えられる。でも、二人の気持ちを汲んで、その時々で柔軟に動けないのであれば、少なくとも結婚生活において、その頭の良さは私にはあまり関係がない。

プロフィール上の能力値が高いことと、その能力を二人のために使えることは別である。

スペックは、持っているだけでは生活を助けてくれない。使われて初めて意味がある。

私が見るのは「この人は何を出す人か」

婚活を続けて、私はだんだん、「この人は何を持っているか」より、「この人は何を二人のために出す人なのか」を見るようになった。

お金。時間。労力。気遣い。譲歩。面倒なことを引き受ける姿勢。結婚生活では、こういうものをお互いに出し合う。

出す気がないのであれば、ないのと一緒なのだ。

「この人を逃したら次がない」に引っ張られない

ハイスペな相手ほど、「この人を逃したら、もうこんな条件の人には会えないかもしれない」と思いやすい。私も何度も思った。

でも考えるべきなのは、次に同じスペックの人が現れるかではない。

この人と暮らしたいか。これだけである。

結婚はプロフィール欄を額縁に入れて毎日眺める生活ではない。その人と同じ家に帰る生活である。

条件が多少下がっても、持っているものを惜しまず二人のために使ってくれる人の方がいい。

相手に無料の弁護人をつけ始めたら、一回止まる

そして私は今、相手が何も言っていないのに、自分が勝手に相手の弁護を始めた時はかなり危ないと思っている。

「仕事忙しいから」「悪気はないから」「こういう人だから」「男の人ってこんなものかもしれない」

その弁護、本当に本人から聞いたのだろうか。それとも、条件のいい相手を手放したくない私が勝手に作ったのだろうか。

相手に無料で弁護人をつけるくらいなら、自分につけた方がいい。

「私はこれが嫌だった」「私はこの人といると疲れる」「私はこの生活をしたくない」自分の気持ちを、ちゃんと聞いてやればいい。

がしかし、私は気を抜くと相手に無料で弁護人をつけて私を説得している。これは今後も気をつけたい。

まとめ

私は今でも条件を見る。年収も学歴も職業も、いいに越したことはないと思っている。

ただ、そのスペックを持っていることと、そのスペックを二人のために使ってくれることは別である。

高年収でも、お金を二人のために使わない。料理上手でも、料理しない。頭が良くても、二人の状況を見て柔軟に動けない。それなら、少なくとも結婚生活において、そのスペックの価値はかなり下がる。

条件がいいのに結婚に迷うなら、「この人は何を持っているか」だけではなく、「この人は持っているものを、二人のために使う人なのか」を見た方がいい。

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